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Column & Brog

夢みる力は無力じゃない

  • M,AIHARA
  • 2017年9月12日
  • 読了時間: 2分

 幼い頃、夕焼けに頬を焦がしながら思い描いた将来の自分。

星空に切ない願いを重ねた初恋の人への思い……。

 日々の暮らしや仕事に追われる中で、人はいつしか夢を失い、夢が存在したことすら忘れていくのかもしれない。

 もちろん、全ての人々が自らが望む夢を手にすることは難しいだろう。

「夢をあきらめ、現実に埋没していくこと」が「大人になる」という意味合いなのかもしれない。

 でも、自らが夢をあきらめたとしても、他の人が描く夢をあざわらったり、さげすんだりする権利などは、誰も持ち得ないはずである。

 夢を叶えるためには自分が望む分野で誰よりも集中し、あきらめることなく継続していくが基本といえるだろう。

 それでもなお、全ての人の夢が叶わないのは周知のとおりである。

 ただ、もし大人になった今でも、幼い頃に覚えた夢を抱えているのならば、諦める必要などない。

 夢、愛、希望、勇気……。

 功成り、財を残した者ばかりでなく、夢を諦めた人たちは、これら形の無いものを時に否定するだけでなく、権力、財力、地位などの前にひざ末消せるまつかせようするかもしれないが、夢を持ち続ける者たちはつまずきはしても、屈したりはしない。

 音読みすれば、同じ「むりょく」になるかもしれないが、夢へ向かう力は決して無力ではないと筆者は思う。

 できるか、できないかを問われた刹那、心が震えてしまう不確かな夢だとしても、筆者はただひたすらに信じたい。今はつぼみでしかない夢がいつかはきっと花開くことを……。

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